・「「何もない部屋」で暮らしたい ミニマルに暮らす10人の生活デザイン」ミニマルライフ研究会編
・「ねぇ、これ捨ててみない? ふたり暮らしの片づけ&掃除物語」ゆるりまい著
2025年新年を迎えました。昨年末に図書館で借りたお片付け本の続き2冊になります。
「何もない〜」は2015年出版のもの。今から10年前になります。この頃からミニマリストがいて、人気を博していたんですね。
本作は、10人のミニマリストさんたちのお部屋写真と考え方が記載されています。1人暮らしの方から夫婦暮らし、家族暮らしの方まで、様々なライフスタイルの事例が載っていて、自分に似た暮らしの方が見つかりそうです。
その中の一人、ブロガーでイラストレーターのおはぎさんの言葉です。
「シンプルな生活を送ることで、私は幸福にもやりたいことが実現できるようになってきた、行動力は確実に上がった」
「ミニマリストという生き方をする中で、本質を見極める力がつき、無駄なことをせず人生を前向きに生きていくことができるようになってきました」
現代は情報量が多くて云々と言われて久しいですが、選択肢が多く、企業のマーケティングが日々流れてきます。上記のような考えができれば、芯のある生き方ができそうですね。
10年前の本ですが、今も変わらずその考え方は参考になり、「いかに身軽に生きていくか」を考え、「さまざまなストレスから解放されること」は永遠のテーマだと思います。
一方、「ねぇ〜」は2019年出版です。こちらは漫画家、イラストレーターのゆるりまいさんによるお片付け漫画です。柔らかなタッチのイラストで読みやすく、あっという間に読み切ってしまいました。
洗面所、台所、リビング、寝室、お風呂場、クローゼット、トイレ、玄関、それぞれの片付けを主人公の20代女性を中心に、同棲中の彼氏と実施していきます。
この漫画の参考になるところは、自分はミニマリストになりたくても、同居人がマキシマリストの場合、片付けを進めることの難しさが描かれているところです。途中で喧嘩になってしまいつつも、仲直りして、徐々に相手も感化されていくストーリーです。おそらく著者の実体験が反映されているのかなと思いますが、色々な方に当てはまると思います。
具体的な場所別の片づけ実施方法も絵でわかりやすく書かれているので、著者が言うように「読んでいる人のやる気スイッチを押せるような漫画」だと感じました。
2025年、彼ら彼女らのように「身軽に」「行動力」を持って生きていきたいものです。