『松浦弥太郎の新しいお金術』松浦弥太郎 著
仕事、人間関係、そして自分の目標──
どれも曖昧になってしまい、心にモヤがかかったような日々を過ごしていました。
そんな時、図書館でふと視界に入ってきたのが『松浦弥太郎の新しいお金術』です。気がつけば、自然と手に取っていました。
◆ 心にすっと染み込む文章。1時間で読破した理由
ページを開いた瞬間、文章のあたたかさに引き寄せられました。
松浦弥太郎さんの言葉は、シンプルなのに深く、押しつけることなく寄り添ってくれるよう。
気づけば1時間ほどで読破。
「お金の本」というジャンルを超えて、心の在り方を整えてくれるようなハートフルな一冊でした。
これまでお金の本をいろいろ読んできた私ですが、この本ほど“前向きな気持ち”にしてくれたものは、なかったかもしれません。
◆ お金は“使う”ではなく“役立てる”──松浦さんのやさしい指針
特に印象に残ったのは、
- 素直な気持ちで好奇心を持つこと
- お金は人の役に立つように使うこと
というシンプルな二つの軸。
お金というと「節約」「貯める」が主語になりがちですが、松浦さんは「育てる」「役立てる」という視点を大切にしています。
自分の中で眠っている好奇心を信じ、その芽を伸ばすためにお金を使う。
その考え方に触れた瞬間、胸の重りがひとつ取れたようでした。
◆ IT企業マンの“健やかな使い方”に心が温かくなる
本の中には、IT企業で忙殺されていた男性のエピソードが紹介されています。
成功者でありながら激務で心を疲れさせ、ある日スパッと退職。
でもその後が素敵でした。
前から興味のあったフランス語を学び、パーソナルトレーニングに励み、最後には蕎麦打ちを習ってお店を開いてしまう。
「お金をただ貯めるのでなく、自分を育てるために使う」
そんな健やかな使い方に、読んでいて胸があたたかくなりました。
◆ “今の自分”に重ね合わせて気づいたこと
本を閉じたとき、自然と自分自身のことを考えていました。
いま働いている会社には外国人スタッフも多く、本当はもっと英語力を伸ばしたかった。でも最近、学習がマンネリ気味で、モチベーションも下がり気味…。
そんな私の背中を、この本の言葉がそっと押してくれました。
好奇心に素直になること。
そして、自分が大切だと思うことに、遠慮なくお金と時間を使っていいということ。
日本のお客様と海外の同僚をつなぐ架け橋になりたい──
その気持ちを思い出した瞬間、「もう一度がんばってみようかな」と自然に思えました。
◆ もう一度、好奇心へ。自分を育てるお金の使い方
この本は、「お金の知識」を学ぶというより、“自分の心の扱い方”を教えてくれたような気がします。
迷って立ち止まったときにこそ読みたい一冊。
もし今モヤモヤを抱えているなら、そっと寄り添ってくれるはずです。
私のように、また一歩踏み出す力をくれるかもしれません。
