Marron_Creamのブログ

読書記録をメインに、お出かけなど日記風に書き連ねています

読書日記#30

ひきなみ 千早茜

書店で文庫本を見かけて、図書館で借りて読んでみました。千早茜さんの作品が好きで読みますが、本作は小中学生の章があるせいか、いつもの作品な感じと少し違うなと思いました。自分と違う世代の主人公の作品はこういう感情あったなとか、将来こう感じるんだろうなとか浸れます。

読書日記#29

苦役列車西村賢太

新聞で紹介されていたので図書館で借りて読んでみました。内容的に読みにくいかなと思いましたが、文章が読みやすくスルスルと読むことができました。様々な批評がありそうですが、主人公の心情をしっかり描写する作品が好きなので面白かったです。気持ちが落ちている時に投げやりな気持ちや他者を羨望するところなど上べだけではない人間の本質のようなものを感じました。

読書日記#28

「彼女は頭が悪いから」姫野カオルコ

本屋の店頭で見かけて図書館で借りて読んでみました。実在した事件だったと知らず、重い展開に辛くなりながら読み切りました。独りよがり、想像力のなさ、利己主義そんな言葉を思い浮かべさせられました。自分が良ければ良い、よくはないですよね。。家族に限らず、1人では人は生きられないのですから…

読書日記27

「かたづけ思考」こそ最強の問題解決 小松易著

こんまりさんと池上彰さんの「部屋も心も整う片付け学」に参考書として紹介されていたので図書館で借りてみました。

正直、2018年出版のものですが、コロナ前と今では働き方が変わってオンライン会議が増えているので、古いなあという印象。

あと、整理収納アドバイザーの内容を言い換えた感じで、片付け好きの人からするとあまり新しい内容はないかなあと思ってしまいました。。

読書日記♯26

「初夏ものがたり」山尾悠子著 酒井駒子

 

酒井駒子さんの絵が昔から好きで、挿絵に惹かれて読んでみました。1980年の作品で復刊されたそうです。初夏の湿度を含んだ空気感が物語全体に感じられ、普段読まない非現実的な幻想的ファンタジーで新鮮でした。駒子さんの絵と合っていたなあと思います。

読書日記#25

「なぜ働いていると本が読めないのか」三宅香帆著

思っていた以上に勉強になる本でした。

明治から現代に至る読書と仕事の変遷をさまざまな本や論文から読み解いていました。

あとがきに働きながら本を読むコツが書かれていました。私自身はどんなときでも読んでしまうタイプですが、それでも、そうだよねと共感ポイントがたくさんありました。本をみんなが読める社会になりたいし、自ら実践するというのは賛成です。