植物少女 朝比奈秋著
新聞に紹介されていたので読んでみました。芥川賞と三島賞受賞の作品。医師としての丁寧な文章で綴られていました。母と娘、とりまく人々の感情。近しい人を亡くしたときのことを思い出しました。
新聞で紹介されていたので図書館で借りて読んでみました。内容的に読みにくいかなと思いましたが、文章が読みやすくスルスルと読むことができました。様々な批評がありそうですが、主人公の心情をしっかり描写する作品が好きなので面白かったです。気持ちが落ちている時に投げやりな気持ちや他者を羨望するところなど上べだけではない人間の本質のようなものを感じました。
「なぜ働いていると本が読めないのか」三宅香帆著
思っていた以上に勉強になる本でした。
明治から現代に至る読書と仕事の変遷をさまざまな本や論文から読み解いていました。
あとがきに働きながら本を読むコツが書かれていました。私自身はどんなときでも読んでしまうタイプですが、それでも、そうだよねと共感ポイントがたくさんありました。本をみんなが読める社会になりたいし、自ら実践するというのは賛成です。